『意識の瞑想録』の概略

人類の特長は、意識を意識できる事であり、人類の、あらゆる活動は、意識の象徴である。人類の意識には、広がり・質・志向性、の特質があり、各特質のレベル・内実は、個人、集団、時代、地域、によって、異なっている。個人意識は、集団意識から、生まれるが、集団意識は、人類史に於いて、地層のように、積み重なっており、地殻変動的出来事によって、潜在化していたものが、顕在化する場合がある。自然淘汰により、現生人類が出現して以降、人工淘汰も加わり、集団意識、個人意識は、変化し続けている。この変化には、進化・退化の両面がある。過去・現在の人類の、あらゆる事象から、それぞれ、人類の、集団意識・個人意識を観取できるが、その際、問題となるのは、観取する主体の意識のレベル・内実により、理解度が左右されることである。同様に、個人や集団、間の相互理解にも、この問題が発生し、相互理解の障害となっている。これを、「意識の壁」と名付けて置く。なお、文明は、最大公約数としての人類の実用に資するものであり、文化は、最小公倍数としての人類により、創り出され、伝播されたものであるが、近年、両者のバランスが崩れていることが問題となっている。また、自然破壊により、人工物の比率が増大し、地球環境、人類の精神状態の砂漠化を、招いている。人類は現在、集団意識・個人意識を見直し、智慧と愛を体得して、自然と人世を正しく理解することを、求められている。『意識の瞑想録』は、以上の観点から、著者の読書経験・人生経験を踏まえ、普遍的・時事的、諸問題に対する著者の想いを、散文・詩・俳句・写真、等により、表出した著作群である。

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